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イオンモール盛岡南2Fにあります『盛岡南眼科』は、土日祝も診療をおこなっており、盛岡市周辺の地域のみなさまに愛される眼科医療をつくします。

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盛岡市の眼科『盛岡南眼科』

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気象協会が発表した「今年の春の花粉(スギ・ヒノキ(北海道はシラカバ))飛散予測」によると、当院のある岩手県は青森・宮城とともに「前シーズンに比べ非常に多い」と予測されています。

お隣宮城県の仙台市では3月中旬~下旬にスギ花粉飛散のピークを迎えるそうです。

当院でもこの時期に花粉症でお困りの患者さんが多数来院されるかもしれませんね。

今回はそんな花粉症についてのコラムです。

 

●「花粉症」とは?

花粉症とは植物の花粉が目や鼻の粘膜に接触することで起きるアレルギー性の病気です。

「くしゃみ、鼻水、鼻つまり」を特徴とする3大症状に、「目の痒み」を加えて「花粉症の4大症状」と言われます。

耳鼻科的に言えば「アレルギー性鼻炎」、眼科的には「アレルギー性結膜炎」ということになるかと思います。

以前のコラムにて「コンタクトレンズが原因となるアレルギー性結膜炎」についてお話しましたが、花粉が原因となり目のアレルギー症状を引き起こすこともあります。

 

●「花粉」と言ってもいろいろありますが…

春のイメージが強い花粉症ですが花粉症は春に限った病気ではありません。

夏にも秋にも花粉症の原因となりうる様々な花粉が飛んでいます。

ただ花粉症の原因の代表格と言えばやっぱり「スギ」、「ヒノキ」かと思います。

春先に大量の花粉を飛散する「スギ花粉」ですが、スギ花粉に反応する方はスギ花粉と似ている「ヒノキ花粉」にも反応しやすいと言われます。

スギの少ない北海道では「シラカバ花粉」が原因として多く、花粉症の原因は地域差もあるようです。

 

●花粉症の治療

当院ではアレルギー性結膜炎の治療として「抗アレルギー薬の目薬」を処方しています。

抗アレルギー薬は多種類ありますが、あまり重篤な副作用の出るものもなく第1選択となると思われます。

「花粉の飛びはじめる数週前に予防的に抗アレルギー薬の点眼を開始することで症状が軽減される」という報告もあります。

重篤な症例には「弱いステロイドの目薬」を処方したりもします。

 

「コンタクト装用を控える」というのも大事かと思います。2WEEKや1MONTHのレンズを使っている方も「花粉の時期は1DAYにする」という方もいらっしゃいますので参考にしてみてください。

 

●「耳鼻科で目薬を出すべきか?」「眼科で点鼻薬・飲み薬を出すべきか?」

前述のように花粉症は目と鼻、両方の症状がありうるわけです。なので

「(耳鼻科で)目薬も出してもらえませんか?」

「(眼科で)点鼻薬・飲み薬も出してもらえませんか?」

これは患者さんにとって当然の要求であると言えるかもしれません。

 

しかしながら前者に関しては「眼科を受診して欲しいなぁ…」と思います。

「耳鼻科で処方された」という目薬を見せてもらうと…やたらと多種類の目薬が処方されてたり強いステロイドの薬が出されていたりすることがあります…。

 

ステロイド点眼は効果が強く処方を希望される患者さんも多いですが…眼圧上昇や局所免疫の低下等の副作用もあり気を付けて使わなければならないものです。

なので私もステロイドの目薬を処方することがありますが前述の通り「弱いステロイドの目薬」から開始します(経験上、弱いステロイドでも充分な改善が得られることが多く、目薬が効かずに強いステロイドを処方する事になったという例は少ないように思われます)。

 

後者に関してはどうでしょうか?

花粉症に限った話ではありませんが、患者さんから他科の薬や強い薬の要望があった時…

私は研修医時代の指導医の先生の言葉を思い出します。

…【きちんと専門外来を紹介しなさい】。

 

患者さんの求めに応じた処方等も行う方針でおります。

しかしながら、場合によって処方をお断りし、専門外来や総合病院の受診をお勧めしたりする事もあります。

安易な処方が結果として患者さんの不利益になったり、病状が長引いたりすることもある…

指導医の先生の教えは忘れてはならないことと思ってます。

 

アレルギー性の病気の話が出てきたので次回は少し重症のアレルギー性疾患についてお話できればと思います。

では次回コラムにて。