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イオンモール盛岡南2Fにあります『盛岡南眼科』は、土日祝も診療をおこなっており、盛岡市周辺の地域のみなさまに愛される眼科医療をつくします。

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盛岡市の眼科『盛岡南眼科』

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先日、親戚の男の子に【スノーボード】を教える機会がありました。
スキーも含め一切やったことがないそうで「何が必要か?」というところから相談。
 
ウェアとグローブは自分で買ったと。ブーツとボードは貸すことにしました。
次いで「ゴーグルはいりますか?」と聞かれた私…
(視界が悪くなるだけ。買う必要ない。僕のを貸すよ。)
そして迎えた当日。急遽荒れ始めたゲレンデで睫毛を凍らせている私がいました…。
 
(ゴーグルは視界が悪くなる)(雪の凹凸も見えにくい)…
こういった意見も一定数の賛同は得られるかと思います。
しかし吹雪などの悪天候では、ゴーグルなしでは目を開けるのも困難です…。
逆に雲一つないような快晴の日は「紫外線による悪影響」を心配しなければなりません。
代表的なものは【紫外線による角膜障害】かと思います。
「雪目(ゆきめ)」とか「雪眼炎(せつがんえん)」とも言われる病態です。
 
【発症には数時間のタイムラグがある】ことも厄介です。
典型例は(スキーを楽しんだ夜、眠れないほどの目の痛みに襲われる)などです。
パニックになり救急車を呼ぶ人もいますし、私も夜間救急で何度か遭遇しました。
しかしながら、何か特別な処置ができるわけでもありません。
角膜の再生能力は極めて強いため、自然経過を待つしかないと思われます。
目薬の処方はあくまで自然治癒の補助的な役割と考えるべきかと。
 
これからの春スキーでは所々雪が溶け、地面が露出している場所もあります。
コース脇ではとがった枝を出している植物がみられることも多いです…。
特に初心者は思わぬ転び方をするので「ゴーグルは必須」と言えるかもしれません。
睫毛も髪もカチカチになった私を見て、親戚の子も言っておりました…
「ゴーグルは必要だよ!」…まったくその通りだと思います(笑)。